飛沫予防プラスチック製ゴーグルマスクが中部経済新聞に掲載されました。
メイク、プラ製マスク開発
飛沫感染予防に月産4万枚体制整備
自動車内装部品メーカーのメイク(本社 名古屋市南区 倉知厚徳社長
電話(0562-45-4680)は、プラスチック射出成形技術を活用し、飛沫(ひまつ)感染防止
マスクを開発した。名古屋市工業研究所の協力で、人の顔の形状を3次元(3D)で計測。
そのデータを基に顔に合ったマスク形状を設計し、金型を開発した。
月当たり最大4万枚の量産体制を整えた。
市経済局へ200枚寄贈
同社は金型設計から射出成形までを一貫生産するプラスチック部品メーカー。主に
自動車内装部品を生産している。倉知社長は「新型コロナウイルスの感染が依然として
報告される状況から、飛沫を遮断できるうえに耐久性も高く、大量消費せずに済む
プラスチック製マスクを考えた」と開発の経緯を説明する。
マスクはプラスチック製なので水分を通さず、飛沫感染の不安がない。顔とのクッションとなるスポンジを通して息もできる。倉知社長は「マスク本体もスポンジも夜に洗えば
翌朝には乾くので、繰り返し使える」と強調する。
マジックテープで市販の透明プラスチック板を取り付ければ、簡易フェイスシールドに
なり、倉知社長は「好きなシールを貼ればデザイン性も高い」と使う人の遊び心にも訴求
する。価格は未定。
このほど、最初の製品200枚を名古屋市経済局の難波信治局長に手渡した。
贈呈式で、倉知社長は「どんな密接環境でも飛沫の不安がなく、経済活動の再開に役立つ
はず。医療用のマスクは本当に必要な場所で使ってもらい、一般の人はこちらを使えば
資源保護にもなる」と説明した。
同社は1991年設立。従業員50人で年商13億円。生産・営業拠点は大府工場にある。